膝の痛みを引き起こす可能性のある障害や病気の一つに「腸脛靭帯炎(ちょうけいじんたいえん)」があります。
症状
膝の外側に痛み
走っている時、走り終えた時、患部を指で押した時などにひざの外側に痛みが生じます。
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初期:痛みのほかに膝の外側が緊張するようなきしむような違和感を感じます。ランニング後などに痛み
が現れ、休むと治まります。腸靭帯が大腿骨の外顆にすれることで生じます。
症状が進行:痛みは徐々に大きくなり、休んでもなかなか治まらなくなって慢性化します。重症化すると
痛みで膝の曲げ伸ばしが困難になり、膝を伸ばしたまま歩くといった状態になります。
痛みが発生するタイミングは、足を延ばそうとしたときです。ランニングなら地面を蹴った時になります。
腸脛靭帯に摩擦が起こり炎症が起きている状態が腸脛靭帯炎です。
腸脛靭帯は、大腿骨(太ももの骨)の外側に位置し、膝を伸ばした時は大腿骨の前方に、曲げた時は後方に移動します。この移動の際に大腿骨外顆という骨の外側のでっぱり部分に靭帯ぶつかったりこすれたりします。膝の曲げ伸ばしをするたびにこすれて摩擦が生じるため、その回数が増えるほど炎症が発生しやすくなります。
炎症はまれに足のつけ根の大転子部分にも起こります。痛みが見られやすいのは階段の上りより下りが多いようです
膝を90度曲げた状態で大腿骨外顆膝(膝のすぐ上の外側出っ張り部分)を指で押しながら膝を伸ばします。この時に痛みが発生します。また膝の外側に捻髪感(クリック音)を蝕知することがあります。
膝を使う運動を中止し、安静を保つことが基本です。
症状が軽度であれば、しばらく休養することで痛みは解消します。痛みが強い場合は、炎症を抑えるために患部を冷やすアイシングや低周波などを行ないます。湿布や軟膏タイプの消炎鎮痛薬の塗布も有効です。
ストレッチを行うことで回復を早めることができます。
医療機関では専用機器を使った温熱療法、電気・超音波・レーザー療法などがあります。
これらの保存的治療でも症状が改善されないケースはごくまれですが、その場合はステロイド注射や腸脛靭帯を一部切り取る手術が行われます。
腸脛靭帯炎が起きる主要因は、膝の使いすぎ(オーバーユース)と柔軟性不足(ウォームアップ不足)です。自分の筋力・体力に見合った運動・トレーニングを行いましょう
度を超えた長時間・長距離のランニングなどは避ける必要があります。。
運動前のウォームアップと、運動後のクールダウンはしっかりと行います。
普段から筋力トレーニングと柔軟体操を習慣的に行って、大腿四頭筋や大腿二頭筋など膝に関係する筋肉の強化と柔軟性アップを図ることで予防や再発防止に役立ちます。
シューズやランニングコースの見直し、O脚の矯正も考える必要があります。
肩こりや腰痛は多くの現在人が持っている共通の悩みです。
最近の研究によると筋肉のこりや痛みは筋肉そのものにあるのではなく、その周囲を包む筋膜という袋にあるということが分かってきました。
筋膜は筋肉どうしを隔てる壁になっているだけでなく、全身の体型を維持するようなボデイス-ツのような役割をしています。
最近の研究で筋繊維自体に痛みを感じるのではなく、痛みを感じる場所は、筋膜にあるということが分かってきました。筋肉が損傷を受けるとその周囲の筋膜は固くなり肥厚してきます。その場所は筋膜が厚くなってこれを外から押すとひどく痛い圧痛点があり、ほかの場所にも放散痛を起こします。この場所をトリガ-ポイントといいます
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上の超音波エコ-でやや上部の白く線上になっているところが筋膜です。
この筋膜の凝り固まったところを薬液で直接リリースする(はがす)ことが出来ます
エコ-を見ながら筋膜に針先を侵入させ、筋膜の重積している中にに局所麻酔剤や生食を入れて筋膜はがしをするわけです。
この患者さんも筋膜はがしを行いましたが痛みや凝りはすぐに軽減しています。
慢性のめまいや頭痛が一緒に取れて喜んでいる患者さんもおられます。
肩こりや腰痛で気になっている方はご相談ください
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書類作成という役務の提供に際し、文書料が発生します。
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しかし注射のほうが飲み薬より効果がよいとか、注射の代わりになる方法ないとかいう場合は注射をせざるを得ません。
膝関節にヒアルロン酸を注射するのに、飲むヒアルロン酸があるからよいと思う人があるでしょうが、それは間違いです。飲むヒアルロン酸は胃酸で分解を受けますので関節に直接届くことはありません。またヒアルロン酸は高分子でないと効果はありませんが、これを直接関節に届けるのは
抗生物質も飲み薬より点滴のほうが効果が強いといえます。またインフルエンザなどの予防も注射しか方法がありません。
すなわち人間は注射を打たずに済ますことは非常に困難です。それでは注射を痛くなくするのにはどのような方法があるかをここに挙げてみたいと思います。参考にしてください。
針は素早く入れ、素早く抜くと痛みが減るといわれています。
2、細い針を使う
注射をするのにもちろん小さい針が痛くないのは当然のことです。
当院ではできる限り小さい針を使うようにしています。
3、注射するところを圧迫する、注射するところをつねる
注射をする部位を針を刺す数秒前からかなり強く圧迫しておき、手を放した瞬間に消毒して注射する と、痛みをあまり感じなくて済むといわれます。
また注射する前に皮膚をつねっておくと痛覚が麻痺を起こします。この方法も痛みをあまり感じなくなります。
4、注射する場所を工夫する。
例えば膝関節の場合,膝の外方より刺入するほうが、内側より痛みが小さいようです。さらに膝の膝蓋骨の
下方より刺入すると、ますます痛みは感じにくいようです。
当院では注射場所を工夫したり、刺し方を変えてみたりしてなるべく痛くないようにしています。
5、注射を打つ前に麻酔薬入りの張り薬を貼る。その後30分ぐらいしたら痛みを感じにくくなります。
また挫滅創はいきなり消毒をすると痛いので、キシロカインゼリ-を塗布して処置を行うようにしています。
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