スポーツの時、痛みが強くなる。スポーツ時などに、膝の皿の内側に痛みやひっかかり感がある→膝を曲
げると痛みが強くなる
この滑膜ヒダを関節鏡で見ると、ちょうど棚(タナ)のようにみえるので、この名があります。
[滑膜ヒダの役割]
関節腔には膝の辷りをよくする関節液があります。
この水は、ひざの動きを円滑にするためにあるわけですが、滑膜ヒダは辷りをよくする主役になります
膝の屈伸で、このタナが膝蓋骨(膝の皿)と大腿骨の間に挟まり、大腿骨の顆部の部分とで摩擦を起こしてはれて炎症を起こし、痛みが出るものがタナ障害です。
膝の大腿骨と膝蓋骨の間で引っかかります。
膝を酷使したりで膝を強打したりすると症状が現れやすくなります。
体質的に滑膜ヒダが厚い、あるいは大きい人が、ひざを酷使したり、ひざを強く打ったりすると症状が出やすくなります。
特に太ももの筋肉が疲労していると、筋肉が緊張しているためタナの摩擦が強くなり症状が出やすくなります。
患者は男性よりも女性の割合が高く若い女性に多い傾向があります。。
原因
このタナ状の滑膜ヒダが、スポーツなどでの使い過ぎや、外傷によって、厚くなったり、裂けたりして、ひざの屈伸時に、膝蓋骨と大腿骨との間に挟まれて(インピンジメント)腫れや痛みがでてきます。
大腿アブの筋肉が固くなって柔軟性が悪くなっても、摩擦が強まることで症状が現れやすくなります。
膝の内側の痛みや、膝を動かした時の音からタナ障害が疑われる場合、MRIの画像診断で調べます。
タナ障害を見つける簡易な方法として、膝の皿の内側に親指を当てた状態で膝の曲げ伸ばしをします。この時ポキという雑音がすればタナ障害の可能性が大きいです。
<保存的治療>が中心になります
軽症の場合は、運動量を抑えたり、運動後に患部を冷やすアイシングや炎症を抑えるシップなどの消炎鎮痛剤を使用します。
また痛みのない範囲で、大腿四頭筋のストレッチング、筋肉の柔軟性をよくするように努めます。大抵の場合は激しい運動を控えて安静を保っていれば、徐々に炎症が治まって2ヶ月前後で治ります。
<外科的治療:手術>
繰り返し痛みが生じたり、数か月にわたって痛みが引かない重症の場合などは、外科的治療が必要になります。
痛みがひどく、スポーツはもちろん、普段の歩行にも支障をきたすようになったら、炎症を抑える薬と麻酔剤を混ぜた注射をしたり、関節鏡下での手術でタナを切除することもあります。タナは切除してもあまり後遺症はありません。
予防として有効なのは、膝周りの筋力を鍛えたり、ストレッチを行うことです。タナの摩擦が弱まり炎症が起きにくくなります。患部の冷えは炎症を引き起こしやすくなるため、常日頃から膝を冷やさないように注意しましょう。温熱療法やひざ用のサポーターなどの装着などで対応しましょう
肩こりや腰痛は多くの現在人が持っている共通の悩みです。
最近の研究によると筋肉のこりや痛みは筋肉そのものにあるのではなく、その周囲を包む筋膜という袋にあるということが分かってきました。
筋膜は筋肉どうしを隔てる壁になっているだけでなく、全身の体型を維持するようなボデイス-ツのような役割をしています。
最近の研究で筋繊維自体に痛みを感じるのではなく、痛みを感じる場所は、筋膜にあるということが分かってきました。筋肉が損傷を受けるとその周囲の筋膜は固くなり肥厚してきます。その場所は筋膜が厚くなってこれを外から押すとひどく痛い圧痛点があり、ほかの場所にも放散痛を起こします。この場所をトリガ-ポイントといいます
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上の超音波エコ-でやや上部の白く線上になっているところが筋膜です。
この筋膜の凝り固まったところを薬液で直接リリースする(はがす)ことが出来ます
エコ-を見ながら筋膜に針先を侵入させ、筋膜の重積している中にに局所麻酔剤や生食を入れて筋膜はがしをするわけです。
この患者さんも筋膜はがしを行いましたが痛みや凝りはすぐに軽減しています。
慢性のめまいや頭痛が一緒に取れて喜んでいる患者さんもおられます。
肩こりや腰痛で気になっている方はご相談ください
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しかし注射のほうが飲み薬より効果がよいとか、注射の代わりになる方法ないとかいう場合は注射をせざるを得ません。
膝関節にヒアルロン酸を注射するのに、飲むヒアルロン酸があるからよいと思う人があるでしょうが、それは間違いです。飲むヒアルロン酸は胃酸で分解を受けますので関節に直接届くことはありません。またヒアルロン酸は高分子でないと効果はありませんが、これを直接関節に届けるのは
抗生物質も飲み薬より点滴のほうが効果が強いといえます。またインフルエンザなどの予防も注射しか方法がありません。
すなわち人間は注射を打たずに済ますことは非常に困難です。それでは注射を痛くなくするのにはどのような方法があるかをここに挙げてみたいと思います。参考にしてください。
針は素早く入れ、素早く抜くと痛みが減るといわれています。
2、細い針を使う
注射をするのにもちろん小さい針が痛くないのは当然のことです。
当院ではできる限り小さい針を使うようにしています。
3、注射するところを圧迫する、注射するところをつねる
注射をする部位を針を刺す数秒前からかなり強く圧迫しておき、手を放した瞬間に消毒して注射する と、痛みをあまり感じなくて済むといわれます。
また注射する前に皮膚をつねっておくと痛覚が麻痺を起こします。この方法も痛みをあまり感じなくなります。
4、注射する場所を工夫する。
例えば膝関節の場合,膝の外方より刺入するほうが、内側より痛みが小さいようです。さらに膝の膝蓋骨の
下方より刺入すると、ますます痛みは感じにくいようです。
当院では注射場所を工夫したり、刺し方を変えてみたりしてなるべく痛くないようにしています。
5、注射を打つ前に麻酔薬入りの張り薬を貼る。その後30分ぐらいしたら痛みを感じにくくなります。
また挫滅創はいきなり消毒をすると痛いので、キシロカインゼリ-を塗布して処置を行うようにしています。
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